猫には首輪と迷子札をつけよう
こんにちわ、みんとです。
最近すごい猫ブームですよね。
少し前に猫を飼っている人が犬を飼っている人を上回ったというニュースを見ました。
私も最近そのブームに乗った一人で、最近とある保護団体から保護猫のごいち♂を譲っていただきました。
このような団体では譲渡するにあたり、色々な条件があります。(各団体により違います)
うちの場合の必須条件の中に「首輪と迷子札をすること」という項目がありました。
そこで今回は猫に飼育するにあたって考えた「首輪と迷子札の必要性」について考えたことを書いてみようと思うので、よければお付き合いください<(_ _)>
- 猫に首輪と迷子札は必要なのか?
皆さんは「猫に首輪と迷子札は必要だ」と思いますか?
必要ないと答える方もいると思います。
実際私の実家で飼っている猫は首輪をしていません。
母に聞いてみたところ、「臆病な性格だから外に出ても敷地内から出ないし、ちゃんと帰ってくる。それに今更首輪をしたところで嫌がるだろうし、それに猫に首輪って…なんかかわいそうだから。」と答えました。
確かに実家の猫は13歳のおじいちゃんなので、今から首輪をしたらものすごい嫌がると思います。
どの猫だって急に首輪をつけたら嫌がるでしょう。
私の猫であるごいちも最初は嫌がりました。
まだ飼い始めて3週間ほどですが、いまだに首輪に付いている迷子札と格闘している時があるくらいです。
ですが、そこでふと疑問に思ったのですが、猫に首輪はかわいそうなのでしょうか?
では、もし「犬に首輪は必要なのか」と聞かれたらどうでしょう?
「必要」と答える人が多いと思います。
何故犬にとっての当たり前が猫にとってかわいそうなのでしょうか。
猫は散歩がいらないから?
猫は完全室内飼いだから?
猫は帰巣本能があるから?
なんとなくかわいそうだから?
色んな意見があると思います。
考え方はひとそれぞれですので、いらないという方はそれで構いません。
しかし、少しでも疑問に思った方は一緒に考えていただければと思います。
私は猫に首輪と迷子札は必要だと思います。
では、何故そう思うのか次に書いてみます。
- 何故首輪と迷子札が必要なのか
理由は大きく分けて2つです。
1つめは迷子になった時のため、2つめは飼われている猫かどうか見分けるためです。
ではこれらをもう少し詳しく解説します。
理由1.迷子になった時のため
これは、思い浮かんだ人が多いと思います。
もしも猫が迷子になり、保健所、あるいは誰かが保護してくれた時首輪をしていたらどう思うでしょうか。
やはり「この猫は迷子になったんだ」と思うではないでしょうか。
その時名前や連絡先が書いた迷子札もついていれば、猫と再会できる可能性はグッと上がります。
また、探す側としても「チラシを作る、他の人に特徴を伝える」という際の目印になります。
保護団体の方曰く、
「猫が迷子になった場合、見つけるのは時間との勝負です。
そのうち帰ってくるだろう、猫には帰巣本能があるから大丈夫なんて思わないですぐに探してあげて下さい。
そんなことを考えている間にもどんどん遠くへ行ってしまって見つからない、または保健所へ連れて行かれる、あるいは最悪の場合交通事故に巻き込まれてしまう…なんてことも少なくありません。」
とのことでした。
実際に迷子のほとんどが首輪や迷子札がついていないそうです。
ましてや、「そのうち帰ってくるだろう」と思っている飼い主を探すのはほぼ不可能だと思います。
もちろん、帰って来られる猫もいますが、それは少数だと思います。
全ての猫が帰って来られるなら、保健所や、保護団体もいらないはずだからです。
また、「うちは完全室内飼いだから大丈夫」なんて思っている人もいると思います。
…でも、ちょっと待ってください。
本当に大丈夫だと言い切れますか?
玄関や窓を絶対に開けないという家はないと思います。(あったらすみません)
脱走防止のため、二重ドアにしてる家でも油断は禁物です。
これは私が今まで飼ったことがある猫の共通点ですが、とにかく隙間が大好き
なんです。
どうしてかは分かりませんが必ずと言っていいほど入ります。
人間が入れないだろうと思った隙間にもグイグイ頭を入れて入ってしまうこともあるくらい大好きです。おそらく10㎝もあれば入れると思います。
一瞬目を離した隙に音もなくするりと入り、危うく閉じ込めてしまいそうになったこともあります。
では、もしその隙間が外へ繋がっていたらどうでしょう。
考えるだけでぞっとしませんか?
ましてや外へ出たことがない猫は、どのような行動をとるか分かりません。
見るもの全てが初めてで、好奇心のままにどこかへ歩いていってしまう、または、知らない音や物、人などが怖くてパニックになり逃げてしまうなど理由は様々ですが、いずれも迷子になってしまうのです。
また、普段外に出ている猫も、 必ず帰ってくるという保証はどこにもありませんので「いつもより帰りが遅いな」と思ったら探してあげた方がいいと思います。
理由2.飼われている猫かどうか見分けるため
これは主に外に出ている猫が対象になりますが大事だと思います。
「野良猫」か「どこかの家で飼われている猫」なのかを判断できて、不要な保健所送りを回避できるからです。
例えば人は外で猫を見かけたとき、どう思うでしょうか?
もし、首輪をしていれば、「どこかの家の猫だから、大丈夫」
首輪をしていなければ、「野良猫かもしれない」
と思うはずです。
そして前者なら「勝手に家に帰るだろう」とか「そのままにしていても大丈夫」などと判断し、後者なら「うろうろされるのは嫌だから保健所に電話しなきゃ」と思うのです。
猫が好きか嫌いかで判断も変わるとは思いますが、 前者でも保健所に電話される場合もありますし、後者でも必ずしもそうするとは限らず放っておく人、保護してくれる人、あるいは近くの保護団体に問い合わせる方もいるそうです。
しかし、保護団体の多くは寄付で成り立っているため、外にいる猫全てを受け入れることはできず、親猫がいないと生きていけないような子猫や事故、病気などで命の危険にさらされている猫が優先されます。また、もし受け入れてもらえるとしても有料なところもあるそうです。このような場合、お金がかかると分かった途端に連絡が取れなくなる方も少なくないそうです。
- まとめ
迷子になった時のため。
野良猫と間違えられないため。
いずれも最終的に猫の命を守るために首輪と迷子札は必要である
猫に絶対はありません。
そのうち帰ってくるだろうと思っていた猫が実は保健所へ連れていかれていた。
そしてその猫は首輪をしておらず、飼い主と連絡がとれない。
この結末は飼い主次第です。
もし保健所に連れていかれても、連絡先さえ分かればその猫の命は助かります。
考えすぎと思う方もいると思いますが、命を守るためなので考えすぎるくらいでいいと思います。
本当に色々な人や考え方がありますので、考えうる最悪な事態も想定しましょう。
あとで後悔しないためにも、首輪と迷子札をすることをオススメします。
どんなものをすれば分からないという方に猫にオススメの首輪・迷子札の記事も書いてみたのでよければ参考にしてください 。
kuroneko-goichi.hatenablog.com
kuroneko-goichi.hatenablog.com
- 最後に
いかがでしたでしょうか?
ちなみにこれはあくまで私個人の考えであり、その他の意見を否定するつもりはありません。
私も保護団体の方から色々なお話を聞いて、考えさせられました。
ペットとはいえ猫だって大事な家族の一員です。
その家族にもしものことがあったら…なんて考えたくもないですが、この「もしも」が事前に少しでも防げるのであればやらないわけにはいかない!!というのが私の考えです。
。
この記事を読んで少しでも伝わるものがあれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは~(^_^)/~
- おまけ
参考までに 我が家の黒猫ごいちの首輪と迷子札のカプセルです。
この中に連絡先の書いた紙が入っています。